TVアニメ『グリザイアの果実』第12話を見たよっと。今回は、バス転落事故に遭って遭難した登場人物たちが次々と死んでいくなかで、生き残った子たちが飢えをしのぐために他の子の遺体を食うという、なかなかエグい話だった。


僕はこういうカニバリズム(人が人の肉を食うこと)を扱った話、けっこう好きだな。ゾンビものみたいに化け物が人を襲って食う話とは違って、極限状態で空腹に耐え切れないとしても、人間が他の人間を食うっていうタブー視されがちな話には「見てはいけないもの見たさ」みたいなのがあったりする。

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カニバリズムを描いたってことで、EDでは皿の上に乗せられた柘榴(ざくろ)が描かれていたけど、これは釈迦が人間の子どもを食いまくっていた鬼子母神に対して、「柘榴は人間の味に似てるから、これを食べて我慢しろ」と言って与えたっていう俗説からきてるらしい。

一方ギリシャ神話には、ハデスに拉致されたペルセポネーは、冥界で柘榴を食べちゃったせいで地上に戻れなくなったっていう話もある。



こうしてみると、柘榴って人間の作り話によって勝手に変なイメージをつけられて、なんだか気の毒だなぁっていう気になってきた。

もっとも、その後のローマ神話やキリスト教では、柘榴は復活の象徴として肯定的な意味を与えられたりもしてるんだけど。



そういえば、『劇場版魔法少女まどか☆マギカ【新編】叛逆の物語』でも、謎の子どもたちがほむらに対して柘榴らしき果実を投げつけているシーンがあったな。

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ギリシャ神話かキリスト教における意味合いでの表現だと思うんだけど、思い返してみれば僕が「柘榴かわいそう」って思ったのは、この映画を見てからだった。