岡田斗司夫さんの著書『人生の法則』を読んでみました。


人間は欲求によって4つのタイプに分けられ、それがわかれば他人との付き合い方もわかる、ということが書いてあります。その4タイプというのは以下のとおり。

①司令型

・「他人に勝ちたい!負けたくない!」というのが基本的な欲求。

・能力の差や社会的地位、序列を一番気にするタイプで、先輩・後輩や目上・目下などの上下関係に厳しい。

・他人への好き嫌いを表に出さず、誰とでも付き合いができる。その上、向上心あふれ、よく働く努力家になる。

・「冷たく気が許せない」と評されることもあるが、そんな孤独に耐える強さや自分に対する厳しさも備えた、まさにリーダーや指導者になるために生まれてきたような人。



②理想型

・結果よりプロセス、目的より手段を重視するタイプで、自分の考えているとおりに物事をやり遂げることにこだわる。

・客観的な成功や完成ではなく、自分の中にある確固たる基準や理想像に近づくことが喜び。

・逆にいくら努力しても理想像に近づけないことが悲しみや怒りになる。正義感が強く、頑固なこだわり派が多い。

・自由で自分らしい生き方を好む人が多いので、客に媚びない職人や本物の芸術家はこのタイプ。



③注目型

・自分の熱意や「やる気」が何より大事なタイプ。人から注目されたい、認められたい、頼られたいという欲求が強い。目立ちたがりの甘えん坊、人情もろくておせっかい。

・無視されたり、ないがしろにされるのが一番辛い。

・面倒見が良く、付き合い上手だが、身近に不機嫌な人がいると落ち着かない。会話が途切れないように気を使うことが多く、飲み会などでも参加者が楽しめているかどうか気になる。

・認められたいと思うあまり、できもしない頼まれごとを断れずに引き受けてしまう。

・ムードメーカーやアイドルになるタイプ。



④法則型

・物事の仕組み・法則を自分なりに理解したり、発見したり、推測したり、仮説を立てたりすることに喜びを感じるタイプ。

・自主性が強く、何をするにも理由がわからないとイヤ。成功しても、なぜ成功したのかわからなければ落ち着かない。逆に失敗しても、原因がわかれば嘆いたりしない。

・行動パターンが決まっている場合が多く、自分の計画が他人のせいで狂ったりすると腹が立つが、感情的になっても立ち直りが早い。

・常に一歩引いているニヒリスト。自分の本当にやりたいことはなく、現実をシビアに判断できる参謀タイプ。


本の最初のほうに判定テストが載っているので、それを受ければ自分のタイプがわかります。ちなみに僕は法則型でした。


また、他のタイプとの関係や相性についての解説もすごく面白く、「なるほどな~」と思いました。例えば、下の図において互いに対角線の位置にある2つのタイプ同士は、基本的に分かり合えないんだそうで。
4タイプ

つまり、法則型である僕は注目型の人とは分かり合えない、ということですね。たしかに、おせっかいな人に対しては「なんでいちいち絡んでくるんだよ?ほっといてくれ!」と思っちゃいます。



それから、隣り合うタイプとの関係について。右回りに隣り合うタイプには憧れを抱き、逆に左回りに隣り合うタイプのことは軽視するんだとか。
4タイプ

僕は法則型なので、自分のやりたいことにひたすら熱中し、成功している理想型の人にすごく憧れるんですよね。理想型の典型である宮崎駿監督なんか、まさにリスペクトの対象ですな。

逆に、上下関係や社会的地位に振り回されている司令型の人間はバカだと思っています。相手が先輩や上司だからというだけで犬のように従ったり、自分のほうが立場的に上だからといって威張っている連中は愚かです。



なお、全ての人が4タイプに綺麗に分かれるわけではなく、例えば注目型寄りの理想型とか法則型寄りの理想型というふうに、隣り合うどちらかのタイプに寄っている人もいるそうです。

実は、僕は判定結果によると理想型か法則型か微妙だったんですよね。僅差で法則型となりましたが、たぶん理想型寄りの法則型なんでしょう。実際、理想型の特徴にも当てはまる部分が多いので。



この本を読んで、まず自分のタイプを知り、次に家族や友人など、身近な人たちのタイプも考えてみると面白いと思います。

「なんでいつもこの人と喧嘩になるんだろう?」

といった疑問が解決するかもしれません。