地方公務員の労働組合加入について質問をいただきました。
一城さんが地方公務員として勤務されていた際、同期の方の労働組合の加入率はおおまかに何%ぐらいでしたか?
私自身、来月の4月から地方公務員として働く予定ですが、思想信条や具体的な実績がここ10年全くと言っていいほどない等の理由からあまり加入に前向きになれないのです。
もしよろしければ回答のほどよろしくお願いいたします。

僕が以前いたところでは、新規採用職員はほぼ100%労働組合に加入していました。2年目以上の職員を合わせても、たしか95%以上の加入率だったかと思います。

加入する・しないは自由であるはずなんですけど、本当に自由ならば、ほぼ100%なんていう数字はあり得ないですよね。つまり、加入しないという選択肢はないも同然だった、というわけです



以前の職場に配属されたばかりの頃。同じ課の若い先輩職員2人が、いろんな書類を持って僕のところにやってきたんです。その書類の一つが、労働組合加入申込書でした。

強制加入ではないとのことだったんですけど、「まあ、これは毎年みんな書いてるものなんで」などと言われ、考える時間を与えられず、指示されるがままに書類を最後まで書かされたんですよね。

当時は新卒で入ったばかりの、右も左も分からない完全無防備な状態だったもので、モヤモヤしつつも「こういうものなのか…」と諦めて受け入れざるを得ませんでした。

他の同期の職員たちから話を聞いてみたところ、やはり同じように有無を言わせず加入させられたとのことです。
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加入者が増えることで組合の発言力が高まり、その結果労働環境が改善される可能性が高まる、などといったメリットがあるんでしょうけど…

お金がかかることでもあるので(毎月給料から組合費が天引きされます)、何もわからない新人に選択の余地を与えないようなやり方は、今思い返してみてもいかがなものかと思います。


それから、定期的に開かれる組合の集会について。だいたいは昼休みか通常の業務時間内に開かれるんですけど…

労働組合の活動は職員としての業務とは見なされないため、業務時間内に集会が開かれる場合は、わざわざ有給休暇を取って出席する必要があったんです。

他にやれる時間がないので仕方ないとはいえ、貴重な有給休暇を、自分の意志で加入したわけでもない労働組合の集会のために使うのには、納得いきませんでしたね。「休暇じゃないじゃん!」って思いました。




そんなわけで、労働組合については個人的に不満が多かったです。

ただ一方で、加入する場合の特典などもありますし(無料の組合員旅行とか)、労働環境の改善のために頑張ってくれるなら、少しの組合費くらいは払ってもいいかな、と思う部分もありました。


採用されるとすぐに労働組合の説明会が行われると思うので、そこで説明をよく聞いたうえで、申込書を書かされる前に加入するかしないかを決めたほうが良いです。