すごいマンガを読んでしまった…。


幻想、快楽、目覚め、葛藤、科学、後悔、破滅の7つのテーマ(庭)からなる短編集。


最初に読み終えたときの感想は「うわぁ…なんか凄いもん見ちゃった…。

ジャンル的にはいわゆる「エログロ」系ということになるんでしょうが、そんな陳腐な言葉では言い表せないような凄まじい世界観が描かれてます。とにかくヤベェよこのマンガ!


1.幻想の庭「裸体の起源」

肉体を脱ぎ捨てて骨だけになることで世界のすべてを知る、みたいな話。この話だけ全ページカラーになってます。

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よくわからないけど、なんかすごく壮大で芸術的なんですよね。絵は美しいながらも凄まじい狂気を感じさせる。



2.快楽の庭「天使のフェ○チオ」

アドセンスさんに怒られそうなので、「ラ」の部分を「○」に変えておきました。

ある女の子が天使に「お前は処女で懐妊する」とか予告されるんですけど、彼女はその運命に抗おうと、テキトーな男子を誘って性行為に及ぼうとします。

でもその度に、天使が空から舞い降りてきてきます。そして相手の男子にフェ○チオをかまして、女の子の処女喪失を阻止。


もし聖母マリアが現代日本の女子中高生だったら…みたいな話ですね。ちょっと笑えました。



3.目覚めの庭「ユメカナ」

「ユメ」と「かな子」という2人の女の子の話。

法律に配慮して、2人の年齢を1万13歳に設定しているとのこと(なんかエロゲみたい)。それでも「目覚め」というテーマを考えると、いろんな人が激怒しそうな内容。



4.葛藤の庭「海から来た機械」

少女が海で拾ってきた機械が自由自在に変形して、少女の欲望を体現していく話。

思春期に入った少女の心の葛藤が、少ないページ数で上手く描かれています。




5.科学の庭「月の書」

内容はSFの王道みたいな感じで、錬金術師の弟子が書いた手記の形式になってます。

他の収録作品に比べるとかなり分かりやすいです。短編ながらも設定がよく練られていて、普通に面白い。




6.後悔の庭「笑顔でさようなら」

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…よくわかんねぇ!なにこれ?

あとがきには、フランシス・ベーコンの描く密室の狂気を意識した作品、みたいなことが書いてあるけど。

ただ、途中まで冷静だった男が、最後に感情を爆発させている様子はすごく伝わってきました。



7.破滅の庭「エミちゃん」

このラストの話は特にやばし。暴力描写があまりにも強烈過ぎて「ひぇっ…」ってなりました。顔を歪めざるを得ません。

そんな内容ゆえ、紙の本では8つの袋とじになっていて、いちいちカッターで切りながら読み進める仕様になっているそうです。

こんなふうに説明書きがあります↓
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なお、Kindle版では普通に読めます。読めてしまいます。暴力描写に耐性のない人はやめといたほうがいいかも。



まとめ

完全に娯楽を超えて芸術の域に達している作品ですね、これは。終始圧倒されます。

ぶっちゃけ、かなり好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、普通のマンガに飽きた人は読んでみるといいです。