めちゃくちゃ良い本に出会ってしまった。これ内向型の人は必読ですよ。

内向型



怖いくらい自分に当てはまった

この本には、内向型人間の特徴や外向型との違いを述べたうえで、内向型という特性とどのように向き合っていけばよいか、といったことが書かれています。


まず最初のほうで、内向型人間の特徴がズバリ正確に文章化されていることに驚き、共感しました。

僕は自他共に認める超内向型人間なんですが、「これ完全に僕のことじゃないかっ!」と思ったくらい、書いてあることのほとんど全部が当てはまったんです。


例えば、この部分なんか特にそう↓
外向型の人は考えながら同時に話す 。彼らにとって 、これはなんでもないことだ 。それどころか 、声に出して言うことで 、物事がよりはっきり見えてくるのである 。

これに対して 、内向型の人は考える時間を必要とし 、よく知っていることでないかぎり自発的には発言しない。

僕も人から「なんでも正確に答えようとしすぎるから話せないんだよ」ってよく言われるんですよね。それでも間違ったことは言いたくないので、喋る前にじっと考え込んでしまうんです。

内向型の人は 、ただ人のそばにいるだけで刺激過剰となることもある 。彼らのエネルギ ーは人混み 、教室 、あるいは 、騒がしい侵略的な環境にいると 、枯渇してしまう 。

例えばパーティやお祭りのような賑やかな場にいることは、外向型の人にとっては楽しくて元気になることかもしれません。

しかし僕ら内向型の人間にとっては、そういった場は刺激が多すぎてすぐ疲れます。一度にたくさんの外的刺激を受けると、しばしば思考が停止してしまうんですよね。

内向型の人は割りこむのが嫌いなので 、発言するときも 、声が小さかったり 、ひかえめだったりする 。

たしかに声小さいです(笑)。割り込みも嫌い。だって、他人の発言に被せてどんどん喋るのは失礼じゃないですか?「人の話は最後まで聞こう」ってみんな教わったはずですが?

なお、声が小さいというのは、考えながら話すのが苦手であることも原因かと思いますね。




外向型/内向型の違いは、脳や神経の違いによるもの

その人が外向型であるか内向型であるかは、脳の働きの違いや、脳内のどの神経をよく使っているか、といったことなどによって決まるんだそうです。
デブラ ・ジョンソン博士は 、内向型 /外向型の脳の働きに関する過去の実験を陽電子放射断層撮影法 ( P E T )を用いて再現する初の試みについて 、アメリカ精神医学ジャ ーナルで報告している 。


・内向型の人の脳へ流れる血液量は 、外向型の人より多かった 。血流量が多いということは 、より多くの内的刺激を得ているということだ 。

・内向型の人と外向型の人の血液は 、それぞれちがった経路をたどっていた 。ジョンソン博士は 、内向型の人の経路は 、より複雑で 、内部に集中していることを知った 。

内向型の人の血液は 、記憶する 、問題を解決する 、計画を立てる 、といった内的経験にかかわる脳の各部へと流れていた 。この経路は長く複雑だ 。内向型の人は 、内部の思考や感情に精力を注いでいたのである 。


・外向型の人の血液は 、視覚 、聴覚 、触覚 、味覚 (嗅覚はのぞく )が処理される脳の各部へ流れていた 。彼らの主要な経路は短く 、さほど複雑ではなかった 。外向型の人は 、自分の外 、つまり研究室で起こっていることに注意を向けていた 。彼らは感覚情報に浸っていたのだ 。


この研究は 、内向型 /外向型という気質の謎を解く鍵となるコンセプトを裏付けた 。ジョンソン博士は 、内向型と外向型の行動のちがいは 、脳の異なる経路を使うことに起因すると結論づけた 。その経路が 、わたしたちがどこに注意を向けるか ― ―内部か 、外部か 、を左右するのである 。


内向型の人は、脳内の長くて複雑な経路を使っています。そのため、話す際に一時的に使いたい言葉が出てこなかったり、記憶力自体は良くても、すぐにはその記憶を呼び起こせず、発言がしどろもどろになったりするんです。

僕も思い当たるエピソードがありまくり。例えば学生時代、テストの点数は毎回トップクラスだったのに、授業中先生に当てられたりすると、全然わからなくてアホな答えを言ってしまったりしたんですよね。

そのたびに「テストなら答えられるのに、なんでだよ?」と苛立っていたんですが、「普段脳内で使っている経路が複雑だから、とっさに答えを引き出すのに苦労するんだ」というふうに今なら説明がつきます。




内向型人間が生き抜くための戦略

内向型人間の特性を理解すれば、困ったときの対処法もおのずと見えてくるはず。この本では、例えば以下のようなことを提案しています。

・パーティなどの場でエネルギー切れを感じたら、静かな場所(トイレとか)に避難し、しばらく休む

・普段からこまめに休憩を取る

・突然意見を求められたときは、「しばらく考えさせてほしい」とお願いしてみる

・外向型人間のハイペースに無理に付き合わない。自分のペースを守る


内向型人間は、外向型人間のような膨大なエネルギーを持っていませんし、常にハイスピードで考え、話しまくることもできません。そのため、少ないエネルギーでいかにパフォーマンスを発揮するかが重要。



自分の内向性を大切にする

学校でも会社でも、どんどん自分から積極的に発言し、行動していくような外向型人間が評価されやすいですが、内向型人間にだって良いところはたくさんあります。

周りに流されず、小さいことをコツコツと積み重ねていって目標を達成することは得意ですし、しばしば外向型人間より深い考えを持っていたりもします。


内向型人間が外向型になろうとしたって、そんなの無理。そもそも脳内で使っている神経やら経路やら自体が違うんですから。違う生物と言ってもいいくらい。


全く違うタイプの人間になろうとするのではなく、内向型であるという自分の特性を大切に育てていくほうが、絶対幸せになれる!


ということを、この本を読んで強く感じたのでした。