屋内で帽子を被っていると、よく注意してくる人いますよね。「帽子を取りなさい!」って。
帽子をかぶった男

僕自身は帽子をまったく被らないんですが(髪がくしゃくしゃになるから)、他人が注意されるのを見たことは何度かあります。

なかにはけっこうキレ気味に注意する人もいるんですよね。僕は別に気にしないんですが。なんで帽子を被ってるくらいで怒る人がいるんでしょう?



屋内での脱帽がマナーなのはなぜ?

そもそも、なぜ屋内では帽子を取るのがマナーなんでしょうか?ググってみました。

1つ目の理由として、もともと頭にかぶるものは身を守る為のものなのでした。

日本でも兜を脱ぐという事は自分の無防備な姿をさらす行為であって、
相手を安心させる為のものでした。
西洋の紳士も女性にでお辞儀をする際は帽子を胸に当てたりしますよね。
つまりあなたに害をあたえる意図は無いと言うという事を示す行為だと思います。


2つ目に、頭にかぶるものは権威の象徴という意味もあります。

王冠がまさにそうですよね。
ローマ法王の前で帽子をかぶる人はいません。
屋内、屋外関係なく野球選手はコーチの前では帽子を外して挨拶します。
頭にかぶるものは、服従と被服従の関係性を表すためのものでもあるのです。

「屋内では帽子を脱ぐ」というマナーの起源は何でしょうか? 【OKWAVE】「屋内では帽子を脱ぐ」というマナーの起源は何でしょうか? 【OKWAVE】


しっかりした根拠のあるページは見つかりませんでしたが、もともとは西洋の慣習だったようです。

そういえば中学の頃、西洋人の英会話の先生が、教室で帽子を被っていた生徒を注意していたのを思い出しました。日本だけのマナーではないんですね。


もともと身を守るためのものだったり、権威の象徴だったりしたものを取ることで、相手に安心感を与え、敬意を表することになる。そういう意味なら、マナー化したのもわかる気がします(注意する人はわかってるのかな?)。



それでも押しつけはよくない

しかし、たとえそういった起源があったとしても、屋内で帽子を被っている人を注意するのは良くないです。


ちょっと考えればわかることですが、なかには頭を怪我していたり、髪が薄いなどの理由で帽子で頭を隠している人もいます。

先ほど、僕の中学の頃の話をちらっと書きましたが、着帽を注意された生徒は、実は頭を怪我していたんですよね。

その生徒は先生に「帽子を取りなさい」と注意された後、怪我していることを説明しようとしていたんですが、先生は話を最後まで聞かずに、生徒の帽子を勝手にひょいと取ってしまったんです。

当然、その先生はその場で他の生徒たちから大バッシングを食らい、すぐに謝罪しました。それでもその生徒は傷ついたと思います。今思い起こしても酷い話。



いきなり注意する前に「怪我でもしているの?」などと聞けばいいと思うかもしれませんが、帽子を被っている理由を話したくない人もいると思うんですよね。薄毛で悩んでいる人とか。


また、事情をなかなか説明しにくい場面もあります。

例えば僕の大学時代、広い教室で教授が「帽子を取りなさい!」と学生を注意していたことがあったんですが、あのような人が大勢いる場で注意されると、周りから注目されてしまって恥ずかしい思いをするでしょう。

それに広い場所だと、事情を話すのに大きな声を出さなければいけません。特におとなしい人にとってはハードルが高すぎますね。

その結果、どうしようもなくて逃げるように退室していく、というかわいそうなことになるんです。



となれば、屋内での着帽については、注意せずスルーすべきでしょう。

マナーを気にする人がいるのは承知してますが、相手が帽子を取らないからといって、自分が何か損害を被るわけではありませんよね。

この帽子のマナーについては、守らない人を注意して得られるメリット(=注意する人の気がすむ、くらい?)よりも、注意した結果、何か事情のある人を傷つけてしまうデメリットのほうが大きいと思うんですよ。