先日書いた記事の補足。

【就労移行支援事業】事業所の職員の入れ替わりが多過ぎると、利用者は困惑します : 一城当千!【就労移行支援事業】事業所の職員の入れ替わりが多過ぎると、利用者は困惑します : 一城当千!

コメントで読者さんからも指摘があった通り…

僕の通っている事業所の職員さんたちは、時期によっては、みんなかなり忙しそうにしていて、余裕がない感じの人が少なくありません。

自分を支援してくれている人に余裕がないことは、支援されるほうにとっても良くないことです。

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外部からの仕事に追われる職員たち

障害者用の就労移行支援事業で行われる訓練は、PC技能の習得やビジネスマナー講座のような、講義形式のものだけではありません。

その他に、各事業所が独自に行っている事業(例: お弁当販売、ネットショップ運営、中古商品の検品…)や、他の企業や行政から請け負った仕事(主に単純作業)も、職業訓練の一環として行っています。


特に、事業所が外部から多くの仕事を請け負ってしまうと、納期がキツくなって徐々に職員さんたちも追い詰められてくるんですよね。

すると当然、僕ら利用者にかまってる時間も余裕もなくなるわけ。実際、そのような時期には「忙しいから話しかけないでくれ!」的な雰囲気がバシバシ伝わってくるんですよ。

優しくて毎回真摯に対応してくれるような職員さんでも、その時期にはあっちこっちバタバタ走り回ったりしているもんで、こちらも申し訳なくて話しかけられなくなります。


それでも、空気の読めないアスペルガーさんたちは、かまわずマシンガンのように話しかけていくんですが。

…もう職員さんたちからしたら、たまったものではないだろうなぁ。事実、「今忙しいから後にして!」とつい声を荒げてしまう人もいますし。

ちなみに僕もアスペルガータイプの自閉症スペクトラムですが、自分からはほとんど喋らないタイプなので、そのような迷惑はかけてないはず。


んで、忙しいとやはり残業も多くなるそうで、過労で体調を崩す人もいて。それがバンバン人が入れ替わる一因となってます。



利用者が不安になる

職員さんたちが気の毒になってきますが、そんな状況は僕ら利用者にとっても良くないです。

普段自分を支援してくれている職員さんたちが、毎回忙しくてイライラピリピリしていたり、過労で体調を崩したりしていたら…どうですか?

働きたくねぇ!って思っちゃいますよね。僕も働きたくないです。就職を目的とした事業なのにね。

特に就労経験のない障害者の人は、働くことに対する不安がかなり強くなってしまうかと思います。



サービスの質の低下へ

就労移行支援サービスの質自体も低下しますよね。

何か相談したいことがあっても、職員さんが忙しいと後回しにされてしまったり、利用者も始めから遠慮して話さなくなってしまいます。

「目標に対して訓練の進み具合はどうか」「何か困っていることはないか」といったことを確認するため、定期的に面談をする決まりになっているんですが、そういえば最近やってない…。絶対忘れてるな。


それから、外部から受注した仕事があまりに多いと、通常の訓練に支障が出てきます。たとえば、事業所のPCの多くをそっちに使うようになり、結果として利用者が普段の訓練で使うPCが足りなくなる、といったような事態が起こります。

それで何度か、訓練内容をPCを使わないものに変更せざるを得なくなったことがありましてね。バックレようかと思った。


事業所の都合で利用者の訓練に支障が出る…まさに本末転倒ですな。



最後に

事業所の事情はよく知りませんが、たぶん…

利益が欲しいばかりに、現場のキャパを無視してどんどん仕事を取ってくるのが悪いんじゃないの?という気がします。

現場の職員さんたちは頑張ってくれているんですけどね。もう手一杯ですって。利用者にとっても良くないことだらけだし、得をすべき人が得してないんですよね。


本当に利用者のためになるサービスを提供できているかどうか。すべての就労移行支援事業所に考えてもらいたいものです。