「一城さんはかなりおとなしい方なので、一度自分の殻を破るつもりで、職場に人に対して冗談を言ってみてください」
 


◼️背景

どうも。障害者雇用で元気に働いている一城(いっき)です。


今の会社には就労移行支援事業所の紹介で入ったんですけど、事業所の支援員さんには今でも月に1回のペースで会社に来てもらい、30分程度の面談をしています。

僕を職場に定着させるための面談でして、就職してから3年間続くらしいです。

 

面談では、例えば…


・今担当している仕事の内容

・仕事において自分なりに工夫していること

・仕事の内容や人間関係に問題はないか

・食事はしっかり摂れているか

・服薬はできているか

 

…といったことを聞かれ、何か問題があるようであれば、必要に応じて会社側に対し配慮するように言ってくれたりするそうです。

事業所を卒業した後もここまでやってくれるというのは、なかなか手厚いサポートですよね。

 

ただ、今のところ仕事においてもプライベートにおいても特に問題は起きてなくて、僕のほうも毎回大して話したいこともなく、


支援員「何か話しておきたいことはありますか?」

一城「いえ特に」

支援員「ホントに?」

一城「…ないですね」
 

だいたい終始こんな感じです。何かあっても言い出せない人もいるでしょうけど、僕の場合ホントに何もないので、支援員さんにはどうか心配しないでいただきたい。




◼️コミュ障には無理ゲーすぎる課題

さて、いつもはそんなふうに淡々と事務的に終わる面談ですが、先日行われた面談では、最後のほうでひとつ課題を課されまして。


その内容というのが、記事冒頭に書いた支援員さんの言葉になります。



支援員「じゃあ、次の面談までの課題を出しておきますね。

一城さんはかなりおとなしい方なので、一度自分の殻を破るつもりで、職場に人に冗談を言ってみてください」

一城「!?」

支援員「次回の面談で、どんな冗談を言ったのか聞かせてもらいますからね!」

一城「…はい」



…やる前から諦めましたよね。

コミュ障にとっては冗談を言うだけでも困難なのに、さらに自分が言った冗談を自分で解説しろ、と。無茶振りもいいところです。ミッション : インポッシブル。いや別に命の危険はないんですけど。


こういうコミュ障を克服させるための課題とかアドバイスっていうのは、学生の頃も親や学校の先生から受けたことがあるのですが、本気でやったためしがありません。


ただ、支援員さんが

「自分が言われたことのある冗談とか、自分が聞いていて面白いと思った冗談を参考にしてみるといいですよ!」

などと一生懸命助言してくれたことですし、まあ一応考えるだけ考えてみることにします。



◼️ちょっと考えてみた

僕が過去他人に言われた冗談といったら、例えば…

「一城さん、背高いですね。うらやましい。私にも少し身長分けてくださいよw」


これわりと良く言われるんですけど、返答に困るんですよね。毎回「クソみたいなセリフだな」と思いながら上手く返せず「ハハッ…」と苦笑い。


これを背の高い僕の方から言うと、こんな感じでしょうか↓

「あなた背低いですね。かわいそうに。僕の身長少し分けてあげましょうか?」


社交的で冗談を言い慣れている人であれば、相手に嫌な思いをさせず笑いを取れるような言い方ができるのかもしれませんが…僕が言うとただの嫌な奴になりそう。

 

あとは、自分が聞いていて面白いと思った冗談。パッと思い出せるものといったら、最近一緒に遊んだ友人2人の会話。


友人A「俺、最近白髪増えちゃってさ〜」

友人B「たしかにな。黒髪と白髪がハーフ&ハーフって感じじゃん。お前ピザーラかよ!」


これはけっこう面白かったです。しかし、会社の人に言うにはちと難易度高すぎますな。


「部長、最近白髪増えましたね。いわば黒髪と白髪のハーフ&ハーフ。ピザーラかよ!」


飲み会でみんなベロンベロンに酔っ払ってる状態なら、ワンチャンイケるかもしれません。僕は職場の人と飲み会に行ったりしないので、代わりにこの記事を読んだ人、誰かチャレンジしてみてください。




◼️さいごに

というわけで、考えるだけ考えてみました。ホントに考えただけです。実行しませんよ。できませんって。


「冗談は顔だけにしろよ」という『アーノルド坊やは人気者』の有名なセリフがありますが、喋らずに顔だけで冗談になるなら、今の僕にとってそれほど楽なことはありません。


そもそも、僕のようなアスペルガータイプの発達障害者というのは、「冗談を冗談だと理解できず真に受けてしまう」という特性を持っていることが多いんですね。そういう人は自分で冗談を言うのも苦手です。

つまり、このミッションには最初から無理があるといえるのですよ。盲目の人に「周りをよく見ろ」と言っているようなもの。これはイジメでは?

なお、その「冗談を真に受けてしまう」という特性が僕自身に当てはまるかどうかという問題がありますが、それを書くと都合が悪くなるのでここでは無視することにします。


一般的には、冗談が通じない人はつまらないというイメージがありますよね。でも場合によっては、冗談を何でもかんでも真に受けてしまうさまは、はたから見ていると笑えたりもします。


そんなわけで、冗談を言うのが苦手なアスペルガーにとっての最適解とは、

他人の冗談を真に受けまくって笑いを取ることだ

…というのを今回の結論としたいのですが、いかがでしょうか?