6月4日、衆院法務委員会で児童買春・児童ポルノ禁止法改正案がまとまった。児童ポルノ画像の単純所持が禁止される一方で、漫画やアニメ、CGなどの規制は見送られたわけだけれど、自民党の土屋正忠議員の発言にはかなり問題があるなぁ、と感じた。

劣悪な漫画を「表現の自由」という理由で野放しにしてよいのか~自民党・土屋正忠議員法務委員会質疑書き起こし | ニコニコニュース劣悪な漫画を「表現の自由」という理由で野放しにしてよいのか~自民党・土屋正忠議員法務委員会質疑書き起こし | ニコニコニュース


(一部抜粋)
私はですね、創作物、まさに「言論の自由」とか「表現の自由」の中で出てくるものというのは、人々に勇気を与えたり、希望を与えたり、失意のそこに陥っている人を励ましたり、こういうことこそ創作活動の意味であって、~

この人の言うには、意味のある創作物とは「人々に勇気を与えたり、希望を与えたり、失意のそこに陥っている人を励ましたり」するものに限られるらしい。

でも、救いのない悲劇や絶望などを表現した傑作だってたくさんあるし、そうした作品こそ、真に一人一人が考えなければならないテーマを扱っていたりするのに。毒気の全くない表現で人々を前向きにさせる作品だけが創作物だと、勝手に定義しないでもらいたい。

まあ国会議員になるくらいの知能は持っているんだから、さすがにこれくらいは分かっているだろうってことで、単に例として挙げなかったんだと信じましょうかね。


それにしても酷いのは、この次の発言。
気持ち悪くて読む気にもならないような劣悪な表現をやっているものを保護する必要はない。

「気持ち悪い」かどうかというのは完全に個人の主観であって、この発言は、俺が不快に感じたものは保護する必要がない、と言っているようにしか聞こえない。全国民の代表である国会議員が、自分の主観で表現の自由の範囲を決めちゃダメでしょうよ。



自分が嫌いなものだから規制しろ、禁止しろっていう人、多いですよね。俺はアニメ見ないから規制してもいいとか、私はたばこ吸わないから増税しても構わない、みたいな。

こういう考え方をしていると、自分の好きなものが不当に規制されたりした場合に味方がいなくなるので、やめたほうがいいと思うんですけどねぇ。