先日、2001年公開のアメリカ映画『ドニー・ダーコ』を観ました。

ストーリー(Wikipediaより一部引用)


マサチューセッツ州に住む高校生のドニー・ダーコは優秀な姉とダンスが得意な妹を持つ平凡な家庭に暮らしていたが、精神が不安定なため医師の治療を受けている。

そしてある晩、奇妙な声に導かれてゴルフ場へと向かうと、そこにはフランクという名の銀色のウサギがおり、「世界の終わりまであと28日と6時間と42分12秒しかない」とドニーに告げる。翌朝、ゴルフ場で目覚めたドニーが家に戻ると、ジェット機のエンジンが彼の家を直撃していた。



この作品は物語構造が複雑で、一度観ただけでは理解できないほど難解ですが、注目すべきは、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフにしていることと、「主人公がタイムリープする」というところです。


ドニーは謎の銀色ウサギの導きで、悪夢のような奇妙な世界に没入していきます。その世界のなかでドニーの家族や恋人が命を落とすんですが、彼はタイムリープをすることによって大切な人たちの命を救おうとします。


このウサギに導かれて不思議な世界に迷い込むという『アリス』的世界観と、「タイムリープによって大切な人を救う」という手法との融合は、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』へと引き継がれています。


『まどか☆マギカ』が『鏡の国のアリス』をモチーフにしていたことは、アニメ放送時から指摘されていました。さらに、ほむらがキュウベぇと契約して魔法少女になり、まどかを救うためにタイムリープを繰り返すというのは、まさに『ドニー・ダーコ』を連想させますよね。


『まどか☆マギカ』の脚本を担当した虚淵玄氏のTwitterアイコンは、『ドニー・ダーコ』に出てくる銀色ウサギそのものですし、プロフィールの「28日と6時間42分12秒後」というのも、「世界は後28日と6時間42分12秒で終わる」という銀色ウサギのセリフが元ネタとなっています。
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以上から、『まどか☆マギカ』が『ドニー・ダーコ』を意識して作られたことは間違いないでしょう。ぜひ両作品を見比べてみることをお勧めします。



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